さて著者の佐島勉氏も無事に復活して、かなり続編の概要が分かって来ました。
かなり私の想像とは違っていましたが、やはり当初構想からは大きくカーブしていました。
そこで今回は、改めて感じたところを、ボツボツとコメントさせて頂くことにします。
(なんか適当ですけど、まあ現段階は公開情報の紹介を中心に)
メイジアンカンパニーの概要
まず私の説明よりも、電撃文庫の公式サイトを紹介させて頂くのが良いでしょう。
・著者:佐島 勉
・イラスト:石田 可奈
安定のコンビです。こちらのサイトによると司波達也は専務理事になるとのことです。役職を持って会社運営もするのが常務で、経営だけに専念する立場に上がったのが専務です。
大学生ということは、社会人学生ということでしょうか。私の職場にもフルタイムで働きながら学生やっている子持ちのお父さんもいます。
ま、要はエラい人ということです。そしてポイントとなるメイジアンとは、「魔法適正はあるものの実用レベルには至らない存在」とのことです。そういった人々の人権保護を目指すとのこと。
個人的には魔法よりもビジネスを描き、樹なつみ氏の「花咲ける青少年」というマンガのような路線を期待したいところですけど、おそらく全然違う方向性でしょう。著者にビジネス小説を描くだけの力量があるだけに、それはそれで残念です。
あと公式情報といえば、ツイッターの「魔法科高校の劣等生」公式アカウントで、佐島勉氏が自らツイートしています。
迂闊にも気付きませんでしたけど、魔法科高校の劣等生の第32巻(最終巻)には「あとがき」が存在しませんでしたね。その代わりとして、いろいろとつぶやいて下さっています。
だいたい公式情報としては、以上の二点でしょうか。
今後の展開への期待
これは先の記事でもコメントしたかもしれませんけれども、メイジアン的な存在というと、司波達也暗殺計画を連想します。もしかすると、こちらと合流となるかもしれません。
黒羽文弥というか、四葉家の分家には魅力的なキャラが多いと思いますので、ぜひこれを機会に皆さんに活躍して頂くのが良さそうに感じています。そうすれば、スピンオフシリーズも期待できるでしょう。
(先のように、何も全て佐島勉氏が書く必要は無い訳です)
ちなみにスピンオフは米国TVドラマだと当たり前で、スピンオフからスピンオフが生じていくという展開が多いです。魔法科高校の劣等生はマンガでは多数発刊されていますが、小説でも数百冊を越える体系になると、それはそれで見てみたい気もします。
なお当初はUSNAが絡んで来るようです。ぜひ彼らには活躍していただき、続編も長く続く展開に変わってくれると嬉しい気がします。
なにしろツイッターをご覧になっていればお分かりのように、続・魔法科高校の劣等生は、当初予定していた最終編を書き直している形に近いのだそうです。これは私の予想違いで、長く続く話にならないということになります。
まだまだ著者の書きたいテーマは山のようにあるかと思いますので、ぜひここは壮絶に脱線してくれると嬉しいです。
(喫茶店の話くらいしかないから、ぜひここはグルメ小説といかずとも、ガッツリ食べるシーンも欲しいところでしょうか)
服装
食事編も興味あると書きましたが、そういえば気になるのは服装です。
なにしろ高校生ならば学生服というコスチュームがあります。しかしさすがにスーツを着せる訳には行かないでしょうし、研究者の白衣というのも何です。
ここら辺はイラスタレーターの石田可奈氏が大いに困っているでしょうか。すでに新刊のイラストも公開されていますが、服装は上着なしで「凌いでいる」ように見受けられます。
舞台が近未来なので、ぶっ飛んだコスチュームも使えないでしょうし、エスパーものの服装も辛いでしょう。
漫画のBleachのような隊服はありませんし、そもそも軍隊からは足を洗ってしまいました。この服装は、大いに気になるところです。
(真似する若者が多くなるかと)
これ、ファッション業界とタイアップすると面白いかもしれませんね。ただし新刊の表紙にあるように、主人公の司波達也は拳銃型のCADを使います。
これをどうやって目立たないように身に付けるか… やっぱり早いところ、上着を考えてあげた方が良さそうな気がします。
とりあえず書かれていない話は三年生で独立自治区を作る話だったそうなので、ビジネスが中心になるでしょうか。これは「魔法科高校の劣等生」でも構想だけが説明されて終わっていたので、ぜひ続けていただけると嬉しいです。
… と、こうやって考えて見ると、今までの本の中に、続編のヒントが散りばめられていそうな気がしますね。まずは既発行分を読み直すと、意外に今後の展開へのヒントが隠れているかもしれません。
あとはバイクや車でのカーチェイスは描写済みなので、飛行機での空中戦が描かれたりするのでしょうか。
それからビジネスというと、筆頭執事さんも大いに暗躍してくれそうな気がします。ここら辺も、大いに期待したいところです。
まとめ
ともかく頭に浮かんだことを書いてみましたが、続編を執筆することによって、さらに著者の新境地を期待できそうな気もします。
ともかくまずは、2020年10月10日の新刊次第でしょうか。なかなか内容が気になるところです。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:よつばせい