文具

ジェットストリームをクロスのボールペンに装着して友人を驚愕させた件

クロスでジェットストリーム

こんにちは、四葉静です。

お気づきの方もいるかと思いますが、このサイトは所ジョージさんの “世田谷ベース” に憧れて運営している面があります。

今回はその湘南ベース的なノリで、友人を驚かせることが出来たので紹介させて頂きたいと思います。

クロスのボールペンは有名

クロスのボールペンは大変に有名です。もしもクロスの名前を知らなくても、一度は見たことがありそうな気がします。

なぜなら米国企業であって、歴代大統領の多くがクロスのボールペンを使って法案などにサインしているからです。

冒頭画像は定番ともいえる、クラッシック・センチュリーのクロームという油性ボールペンです。2本あるのは、一本が父の形見で、もう一本が義父の形見だからです。

二人ともビジネスマンや教師をやっていて、記念品としてプレゼントされたのだそうです。そういった贈答用としても、クロスのボールペンは人気があります。

替え芯で商売するクロス社

そのクロス社ですが、自社のボールペンを永久保証しています。もしも壊れることがあったら、無料で修理してくれるのだそうです。

子供の頃は父からその話を聞いて、「太っ腹な会社だなあ」と思っていました。

しかしこれには訳がありました。クロスの最大の収益源は、どうやらボールペンの替え芯(リフィル)らしいのです。

米国Amazonでは2本セットになって結構オトクに販売されていますが、Amazonジャパンでは取り扱っていません。それで代わりに三菱鉛筆のSK-8で代用する人も多いです。

なおSK-8は下記記事で紹介したように、ヨドバシカメラのネットショップだと結構オトクに購入できることが多いです。

クロスのジェットストリーム
クロスの高級ボールペンを格安調達し、替え芯に三菱SK-8を使った顛末記こんにちは、四葉静です。 父が亡くなり、冒頭画像のようなクロスのボールペンが形見となりました。 半年くらい前に譲られたばかり...

繰り返しになってしまいますが、父から上記記事の銀ラメ製ボールペンを貰った時などは、「いいか、替え芯は入っていないぞ!」というセリフを3回も繰り返されました。

そこそこの資産家でしたが、それでもクロスの替え芯は高価だという認識だったようです

まずは替え芯を改造

さてクロス社にの事情は分かりますが、だからといって死蔵させて、会社支給の事務用ボールペンを使うのも勿体ない話です。

また私の周囲では三菱鉛筆のJetstream(ジェットストリーム)を好む者が多く、クラッシクセンチュリーのクロームに装着してみました。残念ながらジェットストリームのリフィルは太過ぎるので、下記画像のようにダイヤモンドヤスリで削りました。

削り方はシンプルです。ヤスリの平らな面で、替え芯(リフィル)の先端を「大根の皮を剥くように」均等に削っていくだけです。

これによってクラッシック・センチュリーは、4c芯の三菱ジェットストリーム替え芯を利用することによって、恐ろしく軽い書き心地のボールペンへと変化しました。

何食わぬ顔で知人や職場の仲間に試し書きして貰いましたが、「なんでクロスが水性ボールペンみたいに軽い書き心地なの?」と大いに驚かれました。

苦労して削ってみた甲斐があったというものです。

お次は本体を改造

さて替え芯(リフィル)の先端は金属の塊のようなものなので、比較的簡単に削り出すことは可能です。慣れれば数分で作業可能です。

しかし私たち現代人は、その数分さえ惜しむような生活をしています。たとえ1本数分でも、10本だと数十分です。100本だと数100分です。

おまけに削りカスが室内へ散らばるので、掃除も大変です。(ちなみに私は金属アレルギー体質です)

これでは実用的でないと考え、思い切ってボールペン本体(ボディ)のペン先を削ってみることにしました。

結果は期待以上で、なんとプラスチック製の三菱ジェットストリーム替え芯も利用可能となりました。

なんでそんなに喜ぶのかというと、プラスチック製だと緑色の替え芯が販売されているのです。私は「メモの魔力」や「頭の良くなるノート術」の関係で緑色が必須なのですが、クロスでも問題なく利用できるようになりました。

それにプラスチック芯は4c芯よりは若干インクフローが安定しているようで、より快適にクロスのボールペンで三菱ジェットストリーム替え芯を利用できるようになりました。

(注) ただしクラッシック・センチュリーの場合は、カッターナイフで少しだけプラスチック部分を削り取る必要があります。

まとめ(ゴールドクロス)

そんな訳で、クロスのボールペンを “ジェットストリーム化” することにより、皆を驚かせることに首尾よく成功しました。

ちなみに利用可能になったのはジェットストリームだけではなく、Bicボールペンの替え芯も同様です。

Bicボールペンの替え芯の書き心地に感動してモンブランのマイスターシュテュックにも装着してしまった私にとっては、これも嬉しいことでした。

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ただし一つだけ残念なことがあります。

それはクロスのクラッシック・センチュリーのクロームにしても、謎のクロス銀ラメ製ボールペンにしても、替え芯先端の金色が目立ってしまうのです。

これはモンブランの “ゴールドエクスペリエンス・レクイエム” とは逆の結果です。

世の中、なかなか上手くは行かないようです。

そんな訳でクロスをメインの筆記具として使うのであれば、ぜひボールペン本体軸(ボディ)が金色か、少なくともペン先が金色のボールペンが欲しいと思っています。(幸い、手持ちのタウンゼントはペン先がゴールドです)

なお替え芯(リフィル)をBicボールペンの替え芯に交換すればコストパフォーマンスは良くなると思いますが、あまり周囲の興味を引くことは出来ないような気がします。

最近ではクロスも品質向上しているようで、純正芯の書き心地は大変に良いです。おまけに私のように斜めに寝かせて書く癖のある者でも、ダマが生じなくなっています。

お値段はさておき、純正芯も大きな進化を遂げたと感心しています。

とりとめなくなってしまいました。すいません。

それでは、また。

本日の成果:クロスにジェットストリームを装着し、友人を驚かせることに首尾よく成功!