文具

【顛末記】メモ魔には太軸で重い高級ボールペンは似合わないと分かるまで

こんにちは。一度で構わないから「君には涙は似合わない」と、クサイ台詞を言うことに憧れる四葉静です。

ところで今回は、Amazonプライムデーの時に勢いに任せて購入して、先日ようやく居場所を確保したファーバーカステルの太軸に関する顛末記です。

湘南ベースの技術力をもってしても「ダメなものはダメ」という、「哀戦士」とでも言いたい結末です。

Amazonプライムデーでの購入

Amazonプライムデーとは、年に一度の大セールだそうです。特にプライム会員やAmazonクレジットカードの会員になっておくと、オトクなポイント還元を受けることが出来ます。(2020年時点)

今回話題の油性ボールペンは、ファーバーカステル伯爵コレクション・イントゥイションという高級ボールペンです。

この伯爵コレクションというボールペンは大変に有名な高級ボールペンで、新品を購入すると数万円もします。

例えばガリレオというTVドラマで、福山雅治の演じる主人公「湯川学」教授が、伯爵コレクションのアネロ・エボニーという油性ボールペンを使っています。

また映画ダヴィンチ・コードでは、トム・ハンクスの演じる主人公ロバート・ラングドン教授が伯爵コレクションのエボニーという本体軸を使っています。(ちなみにこちらはメカニカル・ペンシル、つまり日本ではシャープペンシルと呼ばれている筆記具です)

私が入手したイントゥイションは、冒頭画像の通りです。トム・ハンクスが利用したシャープペンシルに似ているものの、もっと軸の太い油性ボールペンです。

なんと重量は33gです。40g台のボールペンも存在しますが、ボールペンとしては「超ヘビー級」と言えるでしょう。

なんとこれがキングダムノートさんというお店に中古品が入荷し、Amazonと楽天の両方のルートから出品されていました。

一度興味が出てしまうと止まらなくなる私ですが、さすがに速攻で購入するのは自重し、数週間後のAmazonプライムデーで購入したという訳です。

使いにくいので低粘度インクへ

さて憧れと勢いに任せて購入してみたものの、これは今までにない特殊なボールペンでした。

普通は高級ボールペンというと、いろいろな癖はあるものの、普通は書きやすいです。

それがスライムの中でペンを動かしているというか、妙に重たい感じがするのです。これには参ってしまい、エス・テー・デュポンのイージー・フロー(デフィ芯)という低粘度インクの替え芯(リフィル)を購入しました。

そうして三日ほど使い続けた後、ようやくイントゥイションで快適に書けるようになって来ました。

ただしイージー・フローは1.0mm&低粘度インクなので、ドバドバというほどインクフローが豊富です。使い始めた時には豊富過ぎる程で、モレスキンのノートに裏写りして困っていました。

時代と共に味わい深くなる木軸

しかし慣れてみると、ファーバーカステルのイントゥイションというボールペン軸は、木軸だけあって格調が高いです。

これがさらに、使い続けていると味わい深くなって来るのだそうです。

ただし少しぐらい快適に書けるようになった程度で満足していては、”湘南ベース” の看板を掲げるのは、おこがましいと言えます。

木のサラサラ感だと若干滑りやすいような気がしたので、野球の王選手がバットをビール瓶でしごいたという逸話を父から聞かされていたので、ハブラシの滑らかな面で木軸を「つややか」にしてみようと試みました。

それからさらに木ならば細胞の隙間があるのではないかと思い、いったん木工ボンドを塗った後で、こすって落とすことをやってみました。

とりあえず諸作業のおかげでしょうか、少しだけ木軸部分がモンブラン・マイスターシュテュックのレジン樹脂のように、滑りにくくなったような気がします。

それから面白いので、後端部分を分解してみました。

シャープペンシル(メカニカルペンシル)で後端に消しゴムが収納されていたので、「もしや」と思って試みてみたら、特に力を入れることもなくアッサリと後端が抜けてしまいました。

修理する時に都合が良いから、あえて固定しないのでしょうか?

機会があったら、いちど設計者に話を伺ってみたいところです。

バランスの改善

さてファーバーカステルの伯爵コレクションは、文字通りに社長の「伯爵」がデザインしています。ボールペンを使用する庶民にとって重要な、「実用性」というキーワードを、どこかに置き忘れているような気がしないでもないです。

特に気になったのは、ボールペン全体の重心バランスです。

実は私は万年筆や鉛筆を持つように、45-50度くらいで書き込む習慣が身に付いています。それもボールペンの、かなり後ろの方を握ります。

このためにエス・テー・デュポンのイージー・フローで、万年筆のように快適に書き込むことが出来るようになったのでした。

しかしボールペンは、基本的に60-90度が理想的です。つまりペン先が紙面に対して、直角に近くなります。

ここら辺が原因で、私のような持ち方だと、イージー・フローでないと「使いにくい」という感じになってしまうようです。

ではイージー・フローさえ使えば良いかというと、そんなことはありません。

私は昔から手や指先の力は強くなく、おまけにもう相当な年齢です。自分でも知らないうちに、手や指先の筋力も衰えているようです。

そういう者が33gという重い筆記具を長時間利用すると、疲れが生じてしまうようです。

先日は久しぶりに朝から小一時間ほど三菱鉛筆のジェットストリーム0.5mmを使っていたら、疲れが相当溜まってしまったようです。同じジェットストリーム0.5mmのレッドを入れた軽量プラスチック・ボールペンに切り替えたら、その快適さに愕然としてしまいました。

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とりあえず少しでも疲労が溜まりにくくなるように、少しペン先に重心が移動するように工夫をしてみました。

あと、普通の人ならば私のように、重心を気にする必要は無いかと思います。そういう場合は、ジェットストリームの替え芯(リフィル)を使っても良いかと思います。

最近はパーカー互換芯(G2芯)が販売されており、0.7mmだけなくて0.5mm/0.38mmも購入することが可能になっています。

若さゆえの過ち

実は私も「いい歳したオッサン」ですし、モンブランのボールペン使用歴は長いですけど、コレクターや筆記学?という観点ではドシロウトです。

そういう意味ではボールペン利用者としては「若者」または、バカ者と言えるかもしれません。

まず私は最前線で仕事をしている現役であり、メモを取る筆記量も多いです。そういう者には、軽いボールペンの方が疲れにくくて良いのだそうです。(考えるまでもなく、当たり前と言えましょうか)

そして曲がりなりにも正しい鉛筆や万年筆の持ち方を出来ているので、太軸は特に必要ないのだそうです。

太軸は鉛筆をキチンと持つ習慣がなく、細軸の筆記具だと必要以上に力が入ってしまうような人達まで想定して開発された商品なのだそうです。

いわゆる「人間工学」に基づくと、どうしても太軸になりやすいのだそうです。これは確かに、子供を見ていると「その通り」と分かって来ます。

そういう意味で、「認めたくないものだな。若さゆえの過ちというものを」というシャア・アズナブルのセリフ通り、私は太軸は似合わない体質なのでした。

モンブランのスターウォーカーとかファーバーカステルのイントゥイションは気に入っていましたが、もはやメイン筆記具としては使わない方が無難だということです。

認めたくですが、なかなか哀しい事実です。

まとめ(ビームサーベル化)

と、いう次第で、あれこれと試行錯誤をしたのち、イントゥイションは下記記事のように、モレスキンバッグの外部ポケットに装備されています。

機動戦士ガンダムのビールサーベルのように、いつでもランドセル(バックパック)から取り出すことが出来ます。

とりあえず毎日お目にかかれるようになったことには、満足しています。

それにしてもボールペンというのは、なかなか奥が深い世界だと分かって来ました。

いや、あまり分からないで済む方が、逆に幸せだったかもしれませんけど。

それでは、また。

メモ魔には太軸で重い高級ボールペンは似合わない