魔法科高校の劣等生

9月10日発売の「魔法科高校の劣等生」第30巻と「メモの魔力」予想

こんにちは、四葉静です。

別に前田裕二さんの「メモの魔力」を使うまでもなく、ただのGoogle検索により、魔法科高校の劣等生の発売日が2019年9月10日だと知りました。

ところで肝心の予告内容ですが、まだ一般公開されていません。

そこで前田裕二さんの「メモの魔力」を使って、あらすじというか主人公の得る「利益」とやらを予想してみました。

子供からは「その通りだと思う! すごい!」と感心されたので、一体何をどうやって予想したのかを紹介させて頂くことにします。

私は九重八雲師匠のファン

九重八雲氏は、ラノベ小説「魔法科高校の劣等生」に登場する九重寺の和尚さんです。僧階は「僧都」だそうです。

主人公の司波達也君は、「八雲師匠」と呼んでいます。(最新刊29巻では両者激突となりましたけど、仲直りしましたね)
ちなみに「魔法科高校の劣等生」とは、ブックオフのラノベ(ライトノベル)年間ランキングで毎年上位に位置する人気小説です。著者の佐島勤氏は、SFジュナイブル小説と呼んでいます。

偶然見かけた本ですが、子供は小学校五年生にも関わらず、夢中になって1巻から最新刊まで読みました。

それに巻き込まれる形で、いつの間にか私も殆どの巻を読んでしまいました。

その中で最も印象に残っているのが、九重八雲師匠です。主人公は現在魔法の使い手ですが、八雲師匠は古式魔法の使い手です。「果心居士の再来」とか「今果心」と呼ばれるほど、忍術(特に幻術)に優れています。

ひょうひょうとした性格で、どんな人物なのかは捉えどころがありません。とりあえず日本を裏で取り仕切るエラい人々には、さすがに頭が上がらないようです。

そして特筆すべき諜報能力で、この人が把握していないことは何かあるのだろうかと、思わず不思議になる程です。敵国の侵略や親玉の能力を知り、司波兄弟にアドバイスしたりします。

一方で主人公の司波達也君は、その気になれば世界を破壊できる超絶的な魔法を身に付けています。幼い頃から体術、武術、戦闘の訓練を受け、対人戦闘のエキスパートです。頭脳も明晰で、新しい魔法の開発もやっています。

あまりに強大な魔法を使うために容量一杯になっているそうで、普通の魔法は「そこそこ」なのだそうです。

だから「劣等生」のレッテルを貼られているのですが、実力を100%効果的に発揮して戦う訓練を受けているため、魔法でも何でも負けたことがありません。

したがって彼が登場するだけで、大抵の戦闘は終わってしまいます。その半端ない安定感は、完全懲悪なTV番組の水戸黄門様を観ているような安定感があります。

そんな彼ですが、さすがにまだ高校生ということもあり、物事の真相を紐解く能力は歳相応で、ときどき八雲師匠から指導を受けています。

最新刊29巻では八雲師匠のアドバイスに従おうとせず、とうとう両者は正面衝突することになります。

前田裕二さんの「メモの魔力」

さて「メモの魔力」というのは、Showroom社長である前田裕二さんの著書です。目撃したり体験する出来事をファクト(事実)としてメモに記録し、そこから何がテーマであるのかを見抜いて「標題」として抜き出します。

そしてこれらのデータから、「だから何」と要点を抜き出します。彼流に表現すると「抽象化」です。そして抽象化した内容をどのように扱うのかを考え(転用し)、具体的に何をするかというアクションに落とし込みます。

そして一連の内容に関して、サマリを1行程度で記述します。

こうやってメモ帳(ノート)を活用することによって情報への感度をアップし、人生に役立てて行くのが「メモの魔力」が実現する「魔法」です。

もともとメモ術やノート術は先人による研究や活用が進んでおり、前田裕二さんはそれらの必要部分を取り込んだ「現代魔法」として「メモの魔力」を完成させました。

さしずめ今までのメモ術やノート術は「古式魔法」といったところでしょうか。

TV番組の相棒だと「Nシステム」だとか、「文豪ストレイドッグス」という人気漫画/アニメ/小説だと「アイズ・オブ・ゴッド」という架空の監視盗聴システムが登場します。「魔法科高校の劣等生」にしても、「フリズス・キャルブ」というシステムが登場します。

しかし情報を得るシステムは重要だけれども、最も大切なのは情報を素通りさせない認識力であり、それを最大に発揮できるようにしようというのが「メモの魔力」です。

使い方次第では現実世界でも大変な武器になるので、「魔法科高校の劣等生」で使われる魔法に興味のある人は、ぜひ一度読んでみることを強くオススメします。

まずはファクトを抽出

さて肝心な30巻の予想ですが、実際にやったことは地味なものです。

まずは24巻から29巻に渡って、私のアンテナに引っかかった情報をモレスキンのノートに書き込みました。それが冒頭画像です。

  • 24巻P114「良いのかい?」「君を待っているのは孤独だよ?」(八雲師匠)
  • 25巻P144 達也とエドワード・クラークの争いは、小康状態に移行したかに見えた。しかしその背後では、レイモンド・クラーク(エドワード・クラークの息子)の陰謀が進行していた。
  • 25巻P147 表面的な事実に歪曲された「事情」が、レイモンドクラークによって付け加えられたのだった。
  • 25巻P147 侵入した不審者は、国家科学局が発行した入構パスを所有していた。
  • 25巻P148 彼(レイモンド・クラーク)は達也に対抗する戦力を作り上げるため、パラサイトを再び呼び出そうと考えた。
  • 25巻P225 総隊長の精神に侵入できない。
  • 25巻P243 シャウラ少尉は霊子は如何に対する感受性と精神干渉魔法に対する防衛が特に優れている。
  • 26巻P225 「たとえ敵対が不可避であっても、暗殺などという手段を取るべきではありません」(カノープス少佐)
  • 29巻P61 「北西ハワイ諸島。ミッドウェー島か、その隣のパールアンドミューズ環礁だと思うよ」(八雲師匠)
  • 29巻P90 「能力的には問題ないよ。達也くん自身にも利益のある話だ」
  • 29巻P90 「ま、無理もない。達也くんはこの依頼のもたらす本当の利益をまだ理解していないみたいだから。」
  • 29巻P90 「達也くんと深雪くんの未来を保障する縁の一つになると思うよ」
  • 29巻P226 「水波がパラサイトになっても構わないと?」
  • 29巻P260 「そうだねえ…..」
  • 29巻P262 「まったくだ。浮世は本当にままならない」

私のアンテナに引っかかった「ファクト」としては、大体こんなところでしょうか。

次に標題を作成

本来は書き込む段階で内容を構造化するのが理想的ですが、今回はともかく書き留めるだけで精一杯でした。

そこで次に取り組んだのが、このファクトから「標題(タイトル)」を作成する作業です。

今回は次のようなキーワードが、標題となりました。

  • 心配(八雲師匠)
  • 暗殺反対(カノープス少佐)
  • 法を犯した黒幕(レイモンド)
  • シャウラ少尉の魔法力
  • 達也が利益をるというのが本音(八雲師匠)
  • 未来
  • 本当の利益をまだ理解できていない
  • 未来

それからファクトを眺めていると、孤独で構わないと言いつつも、恩人に重なる存在の水波(使用人)のことに執着していることが分かります。

自分が思った通りの存在ではないと、彼も気付いているのが興味深いです。

そして抽象化を実施

そしてファクトと標題から得られた抽象化が、次のようなものです。

  • 「フリズス・キャルブ」という興味深いシステムが存在するけれども、レイモンド・クラークは犯罪のために使用した。責任はエドワード・クラークにもある。
  • カノープス少佐やシャウラ少尉は司波達也陣営の魔法力強化に役立つ
  • カノープス少佐の実務能力や人脈は司波達也にとって役立つ
  • カノープス少佐たち(囚人たち)からクラーク親子の犯罪を立証できる
  • クラーク親子を通じてフリズス・キャルブに影響(操作)できる
  • 司波達也も「しがらみ」に囚われる存在かもしれない。

こうやって見ると、「八雲師匠は有能であるが故に、「しがらみ」に囚われている。いずれ同様になりそうな司波達也を気の毒に思っている」と考えても良いかもしれません。

それから抽象化で得られた情報を転用(役立てる)としたら、具体的アクションに落とし込めるのは「フリズス・キャルブ」「魔法力強化「人脈強化」「犯罪立証=米国に貸しを作る」あたりでしょうか。

そういえば「魔法科高校の劣等生」には、藤林響子さんという凄腕ハッカーがいたのでした。彼女は味方についてくれるでしょうから、フリズス・キャルブを我がものとするとか、似たシステムを作ってしまうとか、いろいろと遊べるかもしれません。

まとめ(予想できました)

と、いう次第で、9月10日発売の「魔法科高校の劣等生」第30巻を、「メモの魔力」で予想してみました。

あとは佐島勤氏が何をどう描くかというところでしょうか。

とりあえず子供はどんな展開になりそうかは分かったと言って、満足して立ち去って行きました。

あと興味深いのは、八雲師匠の「彼はまだ理解していないみたいだから」でしょうか。

つまり司波達也は、必要な情報は入手しているのです。それをファクトとして構造化したり、抽象化できていないために、八雲師匠の言う「利益」に気付けない訳です。

もちろん「魔法科高校の劣等生」は小説ですが、佐島勤氏のリアリティある内容には定評があります。

少なくとも今回の件は、子供に対して「メモの魔力」がどのような力を持つツールなのかを、理解して貰うのには役だってくれました。

長くなってしまったので、今回はこの辺で。

それでは、また。