雑記

もう少しお金儲けに興味を持って頂けると嬉しいという話

熊猫金貨

技術者と連絡を取る機会がありました。

彼は共同出版には興味があるものの、お金儲けをすることには興味がないとのことです。

人にはいろいろな生き方があり、いろいろな選択肢があります。

しかし彼のように優秀で若い技術者にこそ、お金に興味を持って貰えると嬉しいと考えています。

今日はどうしてそのように考えるのか、ちょっと説明させて頂くことにしましょう。

お金の意味

お金というのは持ち過ぎても、持たな過ぎても苦労するということには全く同感です。

父親の方も、母親の方も遺産相続には苦労しています。皆がお金を欲しています。人間関係よりもお金を重視しています。

たしかにお金は、人の心を変形させます。

でも… どうしてお金は存在するのでしょうか。

学校では募金活動があります。今は某県のリコールのためにクラウドファンディングが実施されています。政治家はスタッフを確保するために資金パーティーをします。

お金は物々交換を支える手段として考案され、現在も続いています。つまりお金は何かに替えることが可能なのです。

その機能というか、各国がお金に与えている「役割」は、重要なものです。

デフレやインフレによって変化しますが、基本的に十分なお金があれば、衣食住に困りません。

これが誰もが知っている、お金の意味です。

持ち過ぎは危険

これだけ大きな役割を担っている存在は、人間社会には殆ど存在しません。

このお金を当面暮らせる以上持つと、一体どうなるでしょうか。

私の知っているところだと、600万円を持った人は600万円を使い切ってしまいました。

あればあるほど使ってしまうのが、お金というものだったりします。人間に欲しいものは山ほどあります。

健康だって、お金で買える面が大きいです。

そのために遺産相続には何度も巻き込まれています。

だからお金は沢山欲しいけれども、お金の持ち過ぎは良くないという意見には全く同感です。

お金への興味

私は冒頭部分では、お金儲けをしようとは言っていません。「お金儲けに興味を持ってほしい」と考えている訳です。

(私自身は、モーレツにお金儲けがしたいです)

お金とは、人間社会を構成する重要な部品です。

黒字に出来ない会社の社長は、その会社を倒産させます。社員を養うことも出来ません。

私は自分の部署が赤字なので、やむなく黒字部署に若者を引き取って貰った経験をしています。

赤字経営をしていた私は、罪深い存在です。家庭が赤字なら、一家離散です。

だから私はお金儲けがしたいのです。おそらく「金の亡者」と呼ばれる人々も、基本は同じだろうとの認識です。

意味もなく危険を冒してまでお金を儲けるのは、意味のない行為と言えるでしょう。

何をすればどのくらいお金を儲けることができて、それがどれだけ大変かを体感するのは働けば分かります。

私は楽天的過ぎるので、往々にして投資した分を回収できません。

例えば当記事を読んでくださる方の一部は、広告を通じて何かを購入して下さるでしょう。

私の場合は、どういう記事を書くことによって、どのくらいの広告収入を得られるかを見極め出来ません。

いつも期待の半分程度しか読む人がアクセスしてくれず、そのために広告スポンサーも困ります。

ブログ以外でもアルバイトやフリーマーケットなどでお金を儲けることができます。

アクセサリーを作って、それでお金を儲けることも可能です。

しかし実際に売ってみようとすると分かりますけど、見込み顧客と出会える機会が少ないです。そして見込み顧客に会えても、あまり興味を持って頂けないことが多いです。

「販売力」というものが不足しているのです。

会社勤めをしている限り、何らかの利益を出すからこそ、その一部を給料として貰える訳です。

つまりお金儲けに勤しむことによって、経済を肌で感じることが出来る訳です。

これに加えて経済学などを勉強して理論的基礎も養っておけば、頼もしい存在になれます。

こういっては何ですけど、「財界の総理」と呼ばれる日立製作所の中西会長は、経済も政治も分かっていません。

分かっているのは、自分の会社のことだけです。

だから見識不足で、アチコチから指導を受けることになるのです。

経団連の定例会見に目を通していると、気の毒にさえなって来ます。

お金儲けしたい理由

簡単です。

家族を養うためにお金が欲しいのです。

今の我が家の家計は、赤字です。手持ち資産を食いつぶしている状況です。

そして子供が大きくなる頃には、欧米並みの大学授業料となっているかもしれません。

つまり大学へ通うだけで、毎年500万円以上も吹っ飛んでいく訳です。

このような状況でお金儲けをしたくなかったら、一家の主としては問題でしょう。

まとめ

技術者はお金から距離を確保しようとする傾向があります。

しかし技術者、特に優秀で若い人には、ぜひお金に興味を持って頂きたいと考えています。

それからお金はデフレやインフレで、急に価値を失うことがあります。

企業の株価変動を見ていると、モノの値段というが本当に分からなくなってきます。

私は昔の上司から、自分が幾ら稼いでいるかは毎月チェックした方が良いと指導されて育ちました。

事務所の光熱費や家計簿の管理もやった経験があります。

そしてお金が儲からなければ、部下とはお別れになるという経験もしています。

こういった訳で、私は若者の金銭感覚に期待している訳です。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:よつばせい