横浜野田岩本店という鰻屋へ最も安全&雨を避けて行く方法
横浜を訪問したら、ぜひ行きたいところは横浜野田岩という鰻屋です。本店です。
最近は行く度に、ありがたく感動して泣きながら鰻重を頂くほどです。平日の変な時間で失敗したこともありましたけど、土曜日は鉄板です。
今回は雨天にも関わらず、安全かつ快適な訪問ルートを報告させていただくことにします。
ちなみにお店に飾ってあった証書によると、五代目野田岩の弟さんが経営者となっています。
地下街を移動
さて前回は横浜の街の解放感を味わうべく、横浜駅から地上を歩いて移動しました。しかし今回は雨天ということもあり、まずは地下街を移動します。
JR線で到着した場合は、湘南や小田原方向へ最も近い改札口から外に出ます。つまり東京方面とは逆方向で、京急線がカーブして消え去っていく光景を見ることになります。
間違えて中央改札から出てしまった場合は、地下通路を通って「みなみ西口」へ移動することも可能です。(数年前に開設されました。もうハマっ子でない私には、何がなんだか分かりません)
なお地上へ出るのは9番出口なのですが、上記のように地図に記載されていないことがあります。この時は横浜市営地下鉄の改札口を通過点として、10番出口を目指すと良いでしょう。
歩いて行くにつれて人通りが少なくなっていくと、正解です。なぜなら9番出口も、東京駅地下街から日本橋高島屋の野田岩を目指す時と同じように、地下道の突き当りに出口が存在します。
突き当りの左側に地上への出口があるというのも、日本橋高島屋の野田岩へ赴くルートと同じです。奇妙な因縁さえ感じてしまいます。
ちょっとうらぶれた感じで寂しいですけれども、ここは横浜市(横浜市営地下鉄)の管轄領域であることが原因のようです。せっかく駅ビルも新しく改装したことだし、そのうち改修されることを期待します。
と、いうか、地上に出ると分かりますけれども、出口のある建物も改修中です。通路だけが相変わらず昔通りという訳です。
ちなみにミシュラン一つ星を獲得した横浜しま村鰻屋の日吉高田本店のある高田駅は、同じデザインですけれども大変に綺麗に感じられます。徹底的に清掃するだけで、けっこう改善できるかもしれません。
地上を移動
ともかく、地上口から道路へ出ます。
出口は道路に面しており、その道路を右方向へ歩き始めます。ちょっと分かりにくいですけれども、すぐに道路は左方向へ90度の直角カーブとなっています。
その道に沿って、ひらすら真っすぐに直進します。道路の右側が歩道となっており、道路の左側には運河が流れています。
出口から出たばかりの時は、少し心細く感じることがありかもしれません。しかしすぐに人通りは多くなりますので、心配する必要はありません。
もちろんどこであっても用心は欠かせませんけど、ここは都内の原宿などとは違います。横浜には「竹の子族(絶滅種?)」などは存在しないので、その点は安心できます。
それに歩いていると、すぐに歩道の右側に紳士服のお店などが登場します。さすがに赤レンガの横浜だけあって、さりげなく内装にも赤レンガが使用されています。
(私もこういうカッコ良い服を着てみたいものです… 今はそれよりも鰻に消えていますけど)
このお店から少し行ったところに、ハマっ子には定番のハマボウルが存在します。ご覧の通り、建物の入口には “HAMABOWL” とあります。
ここは本当に懐かしい場所です。友人とボウリングしたこともありますけれども、何よりもスケートが感慨深いです。
昔はボウリング場だけでなく、スケートリンクもあったのです。私は小さい頃から横浜ドリームランドというところで、冬は親父とスケートに勤しんでいました。
そんな私だから、スケートはお手のものです。一方で奥さまは、スケートの初心者です。つまりTVドラマなどでお約束のように、ヨタヨタと氷上を滑る奥さまを、堂々とエスコートできた訳です。
ああ、あの頃が実に懐かしい…..
ともかく、そんなハマボウルも通過して、ひたすら直進を続けます。
ちなみに横浜野田岩本店は、横浜駅から徒歩8分と紹介されています。実際に歩いてみても、そんな感じです。
河合塾近くの十字路
ハマボウルを過ぎて暫く歩くと、運河に橋をかける形になった十字路が登場します。その少し前方に河合塾のビルが見えるので、自信を持って運河沿いを直進して下さい。
受験生は頑張っているだろうと思い、心の中でエールを送りながら赤いレンガ道を直進し続けます。
家族などを連れている場合は、河合塾を過ぎて少し歩いたあたりで、ブツブツと言い始めることがあります。そうしたら、目的地まで残り2-3分だと伝えると良いです。
ここまで来たら、本当にあと一息です。
先ほどの河合塾あたりの十字路の交差点(信号はありません)を過ぎたら、次に右に曲がることの出来る通り道は、上記の画像のところだけです。ご覧の通り2本の道路があるので、奥の方に見える道路を右側へ曲がります。
2020年11月23日時点では、画像のように「トランクルーム」が2Fに見えるところが目印です。右に曲がると、遥か遠くに車通りが見えます。
その車通りの角にあるビルの1Fに、横浜野田岩本店の入口が存在します。その手前には、駐車場があります。
残念ながら一方通行なので、車で運河沿いの道路を右折することは出来ません。反対側から回り込むようにして下さい。
こうやって書くと長いように思えますけど、地下道から道路に出て8分程度で本当に到着します。ご覧のように雨で傘をさしている人も多かったですけど、私は傘を使えずに横浜野田岩本店へ到着できました。
いざ鰻重
滅多に来ることは出来ないので、今回も鰻の蒲焼が最も大きな鰻重をお願いしました。
野田岩の特徴は、事前に十分に蒸した鰻を用意してあり、ジャスト10分で鰻重登場となることです。今回もジャスト10分でした。
土曜日の開店数分後に訪れたハズなのに、店内のテーブルは半分以上が埋まっています。誕生日に使う方もいるので、あらかじめて開店直後を予約していたのでしょう。
今回も、接待で利用なさっている方がいました。そういう方はスーツ姿で、二階へ通されているようです。
私はいつも、入口の右手にあるスペースへ案内されます。おかげで来客の様子を観察することも出来ます。さまざまな年代のお客さんがやって来ます。
さすがは日本のソウルフードです。最近では日本茶を販売しているお店よりも珈琲店を多く見かけますが、ここでは緑茶とほうじ茶です。
友人に言わせると横浜野田岩は醤油が少し強過ぎる傾向があるとのことですけど、私はこれはこれで大満足です。
たしかに日本橋高島屋の特別食堂で頂いた鰻重と比べると、甘みが抑えられた淡白なタレであるような気がしないでもないです。
しかし鰻の柔らかさといい、適度にホカホカなご飯と鰻の蒲焼の組み合わせは最高です。麻布の野田岩本店では、食べる時点での温かさも考慮しているとのことですけど、横浜野田岩本店でも丁度食べ頃を楽しめます。
いやいや、本当に日本人をやっていて良かったと感じる瞬間です。なかなか財布には厳しいですけれども、これからも機会ある度に訪問させて頂くことでしょう。
まとめ
以上が横浜野田岩本店へ、安全&雨を避けて訪問する方法です。来店者の方々も、ずぶ濡れで気の毒な方は皆無でした。
駅から徒歩8分といっても、信号待ちする場所もありません。この地下街ルートを使えば、あまり天候に悩まされずに横浜野田岩本店を訪問可能です。
ちなみにアニメのFateシリーズでは攻略ルートが3つ存在しますけれども、横浜野田岩本店への訪問ルートは2つだけです。逆にいえば、落ち着いて歩けば、道に迷うことなく鰻屋へ到着することが出来る訳です。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
——————————-
記事作成:小野谷静