三度目の正直:横浜の青葉台「しま村」の鰻重に満足できた話
今度は別なメガネのフレームが緩んでしまいました。Lindbergというメーカーの特殊品なので、お店へ行くしかありません。
そこで三度目の横浜青葉台「しま村」訪問となり、今回は完璧に満足できる鰻重を食べることが出来ました。
そこで何がどう完璧だったのかを報告させて頂くことにします。
(メガネは完璧どころではなく、そちらは残念でした)
広々とした店内
私のメガネはフレームとレンズが接着剤で接合されています。そのため定期的なメンテナンスが必要なんですけど、もはや眼鏡屋を訪問することが必要な状況でした。
それでやむなく町田へ行こうとしたのですが、ふと思い出したことがあります。横浜にある「しま村」という鰻屋は、けっこう営業日が不規則なのです。
それでダメ元でネットを参照してみたら、なんと営業日となっていました。それで行先変更して、横浜の青葉台へ行先変更しました。
しかし町田店とは異なり、青葉台店はメンテナンス体制が今一つです。町田店であれば20分で済む作業なのに、「90分」と言われてしまいました。
いったん自宅に帰るのは面倒です。こういう時は食事をしながら、出来上がりを待つのが定番です。そこでメガネのメンテナンス終了を待つため、「やむなく」鰻屋のしま村を訪問することにしました。
予想通り、店内はガラガラでした。本日が営業日だと知る人が少ないようです。昨今のご時世ですが、これならばのんびりとくつろげます。
そしていつも通り、「35分ほどお待ちください」と言われます。今回は鰻重だけを頼むつもりでしたけれども、つい誘惑に負けてカブト焼きも注文してしまいました。
しま村の串焼きの「カブト焼き」は素晴らしいです。圧力鍋で調理しているおかげで、骨までポクポクと食べることが出来ます。
(自分でも圧力鍋を買ってしまおうかと悩む程です)
三度目の鰻重
それはさておき、今回は鰻重が出て来るまでの時間が早かったです。予告は35分でしたけれども、なんと30分を切っていました。
ため息が出るほど、綺麗に焼き上がっています。これだけで職人の腕前が分かるというものです。
そして今回はそれだけではありません。
しま村は200年以上の歴史を誇る野田屋調理師紹介所から職人が派遣されているせいか、皮の近くの脂を野田岩のようには落としません。だから脂の乗ったウナギを楽しむことが出来ます。
ただし私のような者には、時には少し脂が多過ぎるように感じられることがあります。それが今までの二回とは異なり、今回(三回目)は脂が気にならないように落とされていました。
これ、実は素人でも大変なことだと分かります。
野田岩は一時間近く蒸すことによって、余分な脂を落としているのです。つまり注文後からウナギを捌いていたのでは、90分近く待つことになってしまいます。
それをわずか30分足らずの間に、野田岩には及ばないものの、十分なレベルにまで脂が落としてあるのです。おまけに焼き色もキツネ色で、「焼き」でも手を抜いていません。
余程の技量がなければ、ここまでの仕事はできないでしょう。もちろん味も「特上」です。焼く時に付けるタレの加減が絶妙です。
いやはや、本当に今回は感動する「うなぎのかば焼き」でした。というか、感動は蒲焼だけには留まりません。
この重箱の底のご飯を引っくり返すと分かるのですが、余分なタレをかけていません。必要な分量をドンピシャで、ご飯にかけている訳です。
なんというか、芸術技です。日本が誇るソウル・フードです。
しま村ではなくて野田岩の方ですけれども、陛下がお召し上がりになるのも分かります。
スゴい職人ですが、本当にこのような人が実在したのですね。あまりの美味さにパクつく一方で、職人への経緯も感じていた次第です。
まとめ
今回は「究極の鰻重」とでも呼ぶような逸品でした。
もはや鰻重に関して、申し上げることはありません。
ただ一つだけ言うとすれば、あまりに調理時間が短くて、同時にこちらも感動してガッツいて短時間で食事終わりとなってしまったことです。
眼鏡屋からは90分ほど作業完了を待つように言われましたけど、30分以上も時間が余ってしまいました。
もちろんモバイル・ブロガーが取り組む作業は山ほどありますけど、なかなか30分以上を待つのは辛かったです。これで顔が売れたら、そっと予定時間に合わせて焼いて貰えると嬉しいです。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:よつばせい