[大満足!] スシローの大トロ期間限定100円サービスで大トロ丼
全国のお寿司ファンの皆様、お待たせしました。
今回はスシローの大トロ握り寿司で大トロ丼を作って大満足した話です。そして良い機会なので、どうして大トロ握り寿司がイマイチなのかを解説し、美味しく頂くにはどうしたら良いかを考察しています。
(庶民は大トロ握り寿司なんか、滅多に食べることができませんからね)
結論からいうと、やっぱり大トロが中トロよりも高額に設定されているのは、それなりに訳があるということです。
ではさっそく、今回の顛末を語らせて頂くことにします。
大トロはこんなもの?
さて前回は首尾よく大トロをゲットしたものの、みんなで「中トロの方が美味しいよねえ」という印象で終わりました。
予想していたとはいえ、ちょっと面白くない終わり方です。そこで何かできないかと、アレコレ考えてみました。そして最初に思いついたのが、「大トロ丼」です。
大トロ丼
現在の私は神奈川県民ではあるものの、東京都との県境に住んでいます。しかし限りなく東京都民に近いとはいえ、神奈川県民です。若い頃はマンガ “弱虫ペダル” の小野田坂道君ではありませんけど、三浦半島の先端にある城ケ島までサイクリングしたことが、何度もあります。
もちろん、行って帰って来ただけではありません。三浦半島の名物はスイカで、三崎漁港はマグロで有名です。マグロの兜焼きとか、中トロ丼を食べる食生活を送って来ました。
そういう経験があると、一切れ100円のマグロは魅力的です。10切れもあれば、一人前には十分でしょう。
そして調べてみると、大トロ丼の最安値は1,000円近辺にあるらしいです。税抜き100円で10切れだと、ちょうど1,000円です。
今回の期間限定の大トロ握り寿司100円サービスで、久しぶりに丼物も作って良いと思いついたのは、おそらく私だけではないでしょう。
(そんな変なことを考えるのは私だけ?)
おまけに … スシローには申し訳ない気もしますが、大トロ握り寿司を持ち帰りできるのは大変に嬉しいことです。なぜなら店内で大トロだけ注文するのは恥ずかしいですけれども、持ち帰りだと大して気になりません。
私も自分で扱っている商品で特売をやったことがありますけど、特売商品だけしか売れなくても構わないのです。ポイントは「持ち帰りサービスを使うためには、メールアドレスを登録する必要がある」ということです。
もちろん個々のビジネスで黒字を出すことは大切ですけれども、最も大切なのは顧客と長期的関係を築くことです。Twitterでもブログでも、ファンに支えられる人は強いです。登録時に広告メールを送ることを条件に明示すれば、メールアドレスを広告用に利用することが出来ます。
だから「広告を受け取る了解をするのだから大トロだけ注文しても良いだろう」と、言い訳しながらも、ともかく大トロ握り寿司を大量注文できる訳です。そして私の人生では、この機会を逃すと “大トロ丼”を食べるチャンスは二度と来ないかもしれません。
(大袈裟?)
大トロの高価な訳
そもそも大トロとは何でしょうか。広辞苑によると、”マグロのトロのうち、最も脂肪分に富み濃厚な味の部分” とのことです。
そして某氏によると、”大トロは頭に近い腹部から取れます。トロと呼ばれる中で、20%程度に過ぎない希少部位です。濃厚な脂の旨味と、とろけるような食感があります。また脳を活性化させるDHAや、血液をサラサラ成分と言われるEPAを多く含みます。ビタミンA、D、Eも、赤身の倍以上含まれており、栄養価も高い食材です” とのことです。
なんだかウナギをイメージさせるような説明です。あとはビタミンCさえあれば、栄養的には十分というところでしょうか。ただし栄養という面からは、カキの方が良さそうな気がします。
そう考えると、次に気になるのはウナギと同じく脂肪分です。と、いうか、この脂肪分こそが最大の相違点です。
思い出してみましょう … というか、大トロなど20年以上も食べた記憶がないので、思い出すのは難しいです。実はトホホホと思いながら、ググってみました。
それでようやく気付いたのですが、大トロは白っぽいです。たしかに脂肪分が多いようです。で、同時に、台所の鍋掃除をする時の脂肪分を思い出しました。
常温ならともかく、冷蔵庫の中では固まっています。そして1月21日にゲットした大トロ握り寿司は、冷蔵庫の中でシャリ(ご飯)も含めて冷えていました。
これを真冬の厳冬の中、自宅まで自転車で搬送した訳です。これでは大トロ本来の食感からは変わっているでしょう。
中トロよりは脂肪分が多いということは、少なくとも中トロよりは柔らかい訳です。だったら、中トロ丼と同じくらいの味は期待して良さそうです。
大トロの実力
そうやって思い返してみれば、”ジャンボおしどり寿司” も大衆向け回転寿司と呼べるお店でした。滅多に使用されない大トロは、出来るだけ冷やして保存期間を長く出来るようにしていた可能性があります。
つまり某アニメのように、「たかが寿司ネタ一つ、大トロの力はこんなもんじゃない!」ということが真相のようです。
ちょくちょくお世話になる “がってん寿司” にしても、価格差が存在します。2021年1月21日時点で、みなみまぐろ中トロが一貫400円(税抜き)で、大トロが500円(税抜き)です。
生本マグロの大トロだと600円で、ちょうどスシローの300円 x 2 = 600円と同じになります。ちなみにスシローだと、中トロは150円 x 2 = 300円となっています。
と、いうことで、2021年1月22日に大トロ丼に挑戦してみました。
今回は丼にするので、運搬時に偏っても構いません。そして家族は大トロ丼は希望しなかったので、マクドナルドのセットメニューを購入して帰宅することになりました。
ちなみに私の悪友の一人はシャリ(寿司ご飯)が好きではないとのことですが、私は鼻が悪いためなのか、全く気になりません。今回は丼飯の材料として、シャリも使ってしまいました。
ちなみに今回は初めてのことだったので購入数が10貫(がってん寿司定義だと5貫)となりましたけど、総額1,080円(税込み)でした。ただし冒頭画像の通りでして、8貫(4貫)でも十分だという印象です。
そう考えるとシャリは捨てても構わないのかもしれませんけど、それでも捨てることが出来ないのが、庶民の悲しさというところでしょうか。ちなみにさすがに大トロだけあって、シャリは脂肪でテカテカに輝いていました。
ともかくシャリを、炊き立てのホカホカご飯と混ぜてから、先ほどの大トロを載せます。そしてワサビやガリなどをパックから取り出して用意します。
これらの準備が終わって丼を覗き込むと、まさに予想通りです。ホカホカご飯の熱によって、昨日は固かった大トロですが、見事に中トロ並みに柔らかくなっていました!
戦力の逐次投入は愚策です。というか、調子に乗って10切れ全てを丼に投げ込んでしまいました。圧巻です。
実際に食べてみると、大昔に食べた中トロ丼を思い出します。あちらは漁港から調達したばかりの新鮮なネタという、三崎港ならではの強みがありました。しかしこの大トロ丼も、全く見劣りしません。
というか、本当にうまいです。涙が出て来るほどです。食べ物で感動したのは、日本橋高島屋の特別食堂で、野田岩の鰻重を食べた時が最後でした。その時と同じく、感動しながら箸を動かします。
いや、ホントに美味しいんですよ。最近は “がってん寿司” にお供することがあっても、青魚のアジとかタマゴばかり食べていました。
しかしこの大トロ丼を食べていると、「マグロこそが寿司や刺身の王道だ」という気持ちになって来ます。「マグロ万歳、大トロに敬礼!」といったところです。
ともかくスシローには感謝の気持ちで一杯になりつつ、瞬く間に完食してしまったのでした。大トロ丼、すばらしいです。
まとめ
ということでスシローの大トロ握り寿司100円というのは、2021年1月20日から1月24日までの期間限定の大サービスですが、「三度目の正直」という結果になりました。
いやはや、こんなに大トロが美味しいものだとは知りませんでした。私がお世話になっているスシローは駐車場が150台という超大規模店ですけれども、ほぼ満車になってしまうのも分かる気がします。
あとはオバサマ方の雑談のように、「次は(2021年)2月1日からのウナギ」というところでしょうか。やっぱり回転寿司というのは、本当にありがたい存在です。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:よつばせい